書店において、万引きによる被害損失はとても深刻な問題。
そこで今回は、とある書店の方が実行した『万引き対策』を紹介します。
出品履歴をみたらわかる
万引きされた本を特定して、その本をメルカリで検索かけるとウチで入荷後に販売履歴のない本も含めて出品しているアカウントを見つけたので自分の店の住所を明記したアカウントでフォローした途端に万引きがピタリと止んだ。
おまえか。— すずきたけし (@takesh_s) 2019年10月3日
コミックなどは特定難しいけど万引きでお困りの書店はメルカリで検索かけてみるのオススメです。
万引き被害のある棚を定期的(朝・昼・夕・閉店)にスマホなどで撮影(レジスタッフのルーティンに)すると被害本の特定がしやすくなります。ルーティンにするとことで定期見回りになり予防にもなります— すずきたけし (@takesh_s) 2019年10月3日
そうつぶやくのは、Twitterユーザーの すずきたけし (@takesh_s) さん。
万引きでお困りの書店さんはぜひ参考にしてほしいですね。
お金に換える方法を断つ
こちとら本のプロなので、新刊を3割引で出品してたりリクエストに答えて特定のアカウント向けに新刊本を出品(限定出品という)したりするのを見れば、なぜ新刊が書店の卸価格以下で販売できるのか、なぜ同じ新刊を何度も出品できるのかとか、もう出品履歴みたらわかりますよね。
— すずきたけし (@takesh_s) 2019年10月3日
もう20年以上本屋で万引きと戦ってきた身としてはひとりの万引き犯を捕まえるよりも、盗品を金に変えられる方法を断つしかないんですよ。
個人売買の仲介サイトについては出品される商品が健全かつ信用が保たれ、盗品を売買する温床にならないように小売と協力していくことを望みます。— すずきたけし (@takesh_s) 2019年10月3日
万引きを撲滅するためにも、こういった対抗策は必要ですよね。
このツイートを読んだ方からは、
「警察に盗難被害届を出して下さい!そうするとメルカリは警察に個人情報を開示し、盗難品出品者は捕まりますので!」
「それで万引犯が改心してくれるといいのですが…また違う書店でやりそう。」
「万引きして転売なんてホント悪質ッ!こっちは何百円を必死に売ってるのに棚卸しでマイナス何万円も出ると全身の力が抜けます。」
「これは本当に許せないですよね!!書店さんの苦労も考えず平気で商品を盗む非常識な人の気が知れません。」
「今は転売目的の万引きが多いですからね。 盗品をお金に換える所を断つのは防犯の1つとなってとてもいいと思います。」
「新品未開封で出品している人をメルカリでよく見かけますが、盗品ではなくポイントで買ってそれを現金化したい方も多くいると思います。なので新品未開封で出品する場合は領収書付きにすると誤解がなくていいかもしれませんね。」
といったコメントがとても多く寄せられていました。
書店が減少し続けている原因のひとつにもなっている本の万引き。
こういった取り組みが功を奏して、万引きによる被害が一日でも早くなくなることを願ってやみません。