野菜や果物の表面についている白い粉。
これは『ブルーム』という野菜や果物から自然に分泌される天然成分で、断じて農薬やワックスではないのですが・・・
こういう間違った知識が広まって、農家さんたちはとても困っているそうです。
白い粉ブルーム
ブロッコリーやキュウリ・ブドウ、りんご、柿などにもみられますが、表面の白い粉は断じて農薬やワックスではありません。ブルームという、果実から自然に分泌される天然物質で、もちろん人体にも無害です。むしろ、ブルームは軽く触っただけでも落ちてしまうので、ついているものは新鮮なんですよ😎 httpss://t.co/4rraezvs2h
— (株)国華園【公式】🍊RT達成記念・熊本みかん特価キャンペン中! (@KOKKAEN_PR) 2019年11月30日
こういう誤った知識が広まるのは本当に辞めて欲しいです……。消費者がブルームを嫌うので、ブルームが付きにくいキュウリなどが品種改良されたりしています。
違うねん……ブルーム付の果物や野菜を見つけたら、ラッキー新鮮!!! と思ってむしろ選んで買うべきなんですよ~。
— (株)国華園【公式】🍊RT達成記念・熊本みかん特価キャンペン中! (@KOKKAEN_PR) 2019年11月30日
この投稿をされたのは、Twitterユーザーの (株)国華園【公式】 (@KOKKAEN_PR)さん。
そもそも、日本の法律で許可されてる農薬は、回数や濃度などはとても厳密に決められているとのこと。
また、『収穫の〇日前まで使用可』なども決まっているので、農薬まみれの野菜や果物を探す方が難しいと言います。
無知って怖い…
この投稿を見た方からは、
「間違いを教えてくれて感謝です。もしこの動画を先に見ていたら、僕も同じように洗剤で洗ってたと思うので…(´;ω;`)」
「お米を洗剤で洗う人もいますからね。なんでも洗剤で洗って除菌してる気分になってるんでしょう。」
「自分で栽培するとよくわかる。こんな馬鹿なことをするなんて野菜に失礼です。」
「農業高校を卒業した者です。 ブルームの存在はお客さんに説明しますが…無知な人ほど珍妙な解釈を正当化したりしますね。ちなみに、チョコレートにもブルームが出ることがありますが、この方はチョコも洗うんですかねw」
「ブロッコリーに絡み付いた残留洗剤の方が気持ち悪いと思うのは私だけではないはず!(笑)」
といったコメントがとても多く寄せられていました。
野菜や果実についてるブルームは、水分の蒸発を抑え、また病気などから身を守るために植物が自力で分泌するバリアのようなもの。
スーパーなどでブルームがついた野菜や果物を見つけた時は、新鮮なものが並んでいる!と喜ばないとですね。